語源

白井です。

年が明けてから雅楽の依頼がいくつかあり、その都度新知識を得られるため、雅楽奏者さんのMCに聞き惚れています。今度の月曜日も雅楽の依頼演奏なのですが、今回はMC無しなので私としてはちょっと残念…。

以前もこのブログで紹介したかもですが、雅楽には日常でよく使われる日本語の語源になっただろうという言葉がいくつもあります。
今週火曜日に神奈川県の高級老人施設「サンシティ神奈川」さんで雅楽・舞楽をやった際、奏者さんのMCの中から新たに仕入れたネタがあるので、忘れないうちにちょっと書いてみます。

そのネタとは「コツをつかむ」です。

雅楽は龍笛(りゅうてき)という横笛と、篳篥(ひちりき)という巨大なダブルリードのついた楽器本体は小さな縦笛と、「ザ・雅楽」的な音を出す笙(しょう)という3つの管楽器が基本となっています。

笙は竹が17本刺さっている不思議な形をした楽器です。
刺しこんである竹の根本の部分には小さな穴が空いていて、その穴を塞ぐことにより音が出る仕組みになっています。
そして、この17本の竹にはそれぞれに名前がついているそうです。
その中に「乞(こつ)」という名前の竹があり、その「乞」の音を出すための穴がとても塞ぎ辛いのだそうです。
この塞ぐことが難しい「乞」という竹の穴を上手に指で塞ぎ、良い音が出せると、笙という楽器が上達した証となり、それが語源で「乞をつかんだ」と言うようになったという説があるそうです。(あってるかな??)

面白いですねー
普段何気なく使っている言葉なので、語源(説)を知ると余計に「へー!!」となります。
雅楽奏者さんと話していると、こういった新知識がたくさん入ってきます。
もっともっと日本の伝統文化も知らなきゃなりませんね。

ということで、雅楽の演奏(もちろん舞楽も)のご依頼もお待ちしています!

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