白井です。
今日は寒いです…。
1908年の今日は、指揮者のカラヤンのお誕生日だそうです。
先日、私はフルトヴェングラーが好きでよくCDを聴いていたと書きましたが、カラヤンのCDも結構持っています。
フルトヴェングラーとカラヤンは年代は違いますが犬猿の仲だったのは有名な話ですが、ご本人たちの仲や政治的なお話は、音楽として聴く私たちには関係のないお話しなので、どちらの指揮者のCDもいいなと思えば当然ながら普通に聴きます。
そして、ロマン主義や新即物主義なんていう世界も、音楽としていいなと思えば、私はどちらも好んで聴きます。
結局のところ、音楽として自分に合えばいいという、単純なお話しなんです。
そんな話は置いといて、録音として残っているモーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」は、私の中ではダントツ、1987年のカラヤン指揮のザルツブルク音楽祭の録音(録画)です!
全体の演奏はもちろんですが、全ての歌手が本当に素晴らしい。
ドン・ジョヴァンニ役のサミュエル・レイミーも、レポレッロ役のフェルッチョ・フルラネットも、騎士長役のパータ・プルチュラーゼも、ツェルリーナ役のキャスリーン・バトルも、ドンナ・アンナもドンナ・エルヴィーラもドン・オッターヴィオもマゼットも、全ての歌手が素晴らしいです。
私の中ではダントツ1位です。
以前も何かで書きましたが、私がドン・ジョヴァンニでとても重要な役だと思うのが、騎士長です。
出番としては、最初にちょっとと最後にちょっとかもしれませんが、騎士長がショボいと全体をぶち壊すくらい、重要な役だと思います。
このザルツブルク音楽祭のドン・ジョヴァンニは、パータ・プルチュラーゼという本格的なバス歌手による騎士長の存在がとても大きく、全体を引き締めています。
最後のバス歌手とバス・バリトン歌手による三重唱と男声合唱は、大大大大大迫力で見応えがあります。このシーンだけでもレーザーディスクを何回見返したことか…。(今はYouTubeに何でもありますね。以下の動画の2時間51分くらいがそのシーンです。)
そんな訳で、カラヤン指揮のザルツブルク音楽祭のドン・ジョヴァンニには大変お世話になっています。
キャスリーン・バトルのツェルリーナもいいですねー。
そして、レポレッロ役のフェルッチョ・フルラネットは声も演技も大好きです!
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