白井です。
1867年の今日は、指揮者のトスカニーニの誕生日なんですね。
昔読んだ本だか雑誌だかによると、トスカニーニは楽譜どおりの音楽をつくる「新即物主義」と言われる指揮者で、同時代の対極の指揮者として、楽譜に書いていないことまで自分の感性で色付けするロマン主義のフルトヴェングラーというように、「トスカニーニ対フルロヴェングラー」はよく語られるネタなんだそうです。
私はフルトヴェングラーが大好きで、ベートーヴェンの交響曲全集はよく聞いていました。今でも第九なんかでは、他の指揮者だとちょっと物足りなさを感じたりすることがあります。フルトヴェングラー病ですね。
トスカニーニのイメージは、ひたすらズンズン走り続けるという感じですかね…。それはそれで面白いです。
トスカニーニと言えば、真っ先に思い出すエピソードがあります。
日本でも「誰も寝てはならぬ」というテノールのアリアで有名なプッチーニ作曲のオペラ「トゥーランドット」についてのエピソードです。
トゥーランドットというオペラは、作曲者のプッチーニが完成させることなく亡くなり、最後の部分はプッチーニの弟子が作ったというオペラで、その初演の指揮を振ったのがトスカニーニです。
トスカニーニはその初演の際、プッチーニ自身が作曲した部分までで指揮を振ることをやめ、客席に向かって「プッチーニ先生はここで亡くなりました」と言ったそうです。(台詞はこうだったか忘れましたが)
この時の客席に居てみたかったなーと思います。
最後の部分を作曲した弟子にはちょっと失礼かなとも思いますが。
トスカニーニ対フルトヴェングラーの時代は、私の憧れの時代です。
テノール歌手のマリオ・デル・モナコなんかも生で聴いてみたかったです。
私のちょっと上の世代の方は、モナコを生で聴いているんですよね。
そう考えると、トスカニーニもプッチーニも意外と近い世代なんだな…と思ってしまいます。
学生時代に朝比奈隆さんが指揮するラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの悲愴という朝比奈さんにとってはとても珍しいプログラムを生で聴く機会があったので、良しとしましょう!!
今日書いていること全般が意味不明ですね笑
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