雅楽の打ち合わせ

白井です。
雅楽の演奏のご依頼をいただいた中学校に、打ち合わせに行って参りました。
修学旅行に行けず、本来なら旅先で聴くはずだった雅楽を、せめて学校の体育館で生徒さんたちに聴かせてあげたいという先生の想いから実現したものです。
今年の小中学校の最高学年の生徒さんは、本当に可哀想だと思います。
先生方の思いを汲むことはもちろんのこと、少しでも3年生の中学校生活での思い出となるよう、一生懸命取り組みたいと思います。

冒頭に使用した「打ち合わせ」という言葉ですが、実は雅楽に由来する言葉だそうです。
雅楽は龍笛(りゅうてき)・篳篥(ひちりき)・笙(しょう)の管楽器を中心とし、箏(こと)や琵琶などの弦楽器、そして太鼓や鉦鼓(しょうこ)・鞨鼓(かっこ)などの打楽器で編成され、世界最古のオーケストラと言われています。
打楽器は打物(うちもの)と呼ばれ、拍子の中心となり、その打物に他の楽器が合わせることから、打ち合わせと言うのだそうです。(専門家ではないので、間違っていたらごめんなさい。)
その他、私たちが普段当たり前のように使っている言葉の中にも、雅楽に由来する言葉は多いそうです。

雅楽は日本独自の音楽と思われがちですが、実は現在の中国や朝鮮から伝わった楽器や音楽が、日本独自の感性で混ざったのが今の雅楽だと言われています。(確かそう聞きました。違っていたらごめんなさい。)
何よりも面白いのが、雅楽にも「調」があり、西洋音楽で言うところのチューニングが「音取(ねとり)」という一つの音楽になっているところです。
日本の音楽も深いですね。

※伊崎さん、写真使わせていただきました。

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