白井です。
今日は過ごしやすい1日でした。
やっぱい夕方からはちょっと肌寒いですね。
本格的な春が待ち遠しいです。
1842年の今日は、ヴェルディが作曲した「ナブッコ」というオペラが初演された日だそうです。
ナブッコと言えば、第3幕で歌われる合唱曲が真っ先に思い出されます。
イタリアでは、この合唱曲を第二の国家と言うくらい有名で、実際にイタリアで「ナブッコ」を観た友人の話によると、この場面になると客席も大合唱になるそうです。
ブンチャッチャッの3拍子に分散和音が乗っかった伴奏形は、いかにもヴェルディらしいなと思います。
平和な感じで、落ち着く曲ですね。
ヴェルディ作曲のオペラでは、やっぱり私は「リゴレット」や「アイーダ」あたりが好きです。
かなり昔に、新国立劇場10周年記念の「アイーダ」のゲネプロを観たのですが、この「アイーダ」はとても素晴らしかったです。(ゲネプロとは本番前の通しのリハーサルのことで、この時のゲネプロはオーケストラの方々が私服ということ以外は、本番そのものでした。きちんと幕間の休憩時間もありました。)
歌手が全員素晴らしく、演出も凄かったです。
有名な凱旋のシーンでは、本物の白馬が上手からステージ上に走って来て、中央でくるりと周り、下手にはけていくという演出で、度肝を抜かれたのを覚えています。
プッチーニのオペラも素晴らしいですが、やっぱりヴェルディのオペラも見応えがありますね。
ヴェルディ好きは、お世話になっていたバリトン歌手の島村武男先生の影響かと思います。
学生の頃、ヴェルディ作曲の「シモン・ボッカネグラ」というオペラにパオロという役で島村武男先生が出演した際、大学の空き時間に暇さえあれば練習伴奏として先生にお付き合いをし、公演後には新聞で島村先生が絶賛され、私もとても嬉しかったのを今でも覚えています。
とは言え、実はその公演を観に行った時、爆睡してしまいましたが…笑
ですので、シモン・ボッカネグラがどんなストーリーのオペラなのかは今でも知りません。
なかなか公演されないオペラなのでDVDでも観てみようかな…と、これを書きながら思いました。
何にしろ、早くコロナが明けて、オペラを生で観たいものです。
コロナー!早く去ってくれー!!
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