結城奈央(ゆうきなお):ピアノ奏者
福島県福島市出身。
2歳より母のもとでピアノを始める。
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、渡独。
国立ベルリン音楽大学ハンス・アイスラーを最高得点で卒業。ディプロマ取得。
2008年、ヨーロッパヤマハ事業団による「ドイツ国内音楽大学生のための奨学金コンクール」にて奨学生に選ばれ、奨学金を授与される。
2009年、第18回カルレット国際ピアノコンクール(スペイン)優勝。
2010年、第17回ブラームス国際コンクール(オーストリア)ピアノ部門優勝。
留学中、室内楽パートナーと共に世界的ヴァイオリニストであるイヴリー・ギトリス氏のマスタークラスを受講。修了コンサートに選ばれ、Konzerthaus Berlinでの演奏機会を得る。
また、現代音楽講座や現代音楽コンサートにも出演し、イスラエル人作曲家ロン・イェディディア氏のピアノソナタ第3番“Outcries”を日本で初演した。
東京藝術大学卒業後、本格的に演奏活動を開始し、2008年より故郷福島で”室内楽コンサートシリーズ”を定期的に開催中。2014年秋には、復興支援も兼ねて福島市の小・中学校、高等学校の合唱部とのジョイントコンサートを開催した。
2010年、ベルリン・スタインウェイハウスでリサイタルを開催、その後帰国記念リサイタルを福島・東京・仙台で開催し、いずれも好評を博す。
2011年、第21回福島市古関裕而記念音楽祭において、2012年、「ふくしま文化の光フェスティバル」(福島県・福島県教育委員会主催)においてゲストとして招かれ演奏する。
東日本大震災後、復興支援として東京で定期的にチャリティーコンサートを行い、売上金を福島市に寄付する他、兵庫・宮崎に招待され復興支援リサイタルを開催。宮崎では300席のホールが満席となり、ニュースでも取り上げられた。
これまで日本・ドイツ・スペイン・ニュージーランドにおいてソロリサイタル・ピアノコンチェルト・室内楽コンサートを開催。
ピアノを手塚真人、田邊融、故三浦洋一、岡野寿子、佐藤俊の各氏に、室内楽を岡山潔、コンラート・リヒターの両氏に、歌曲伴奏法をコンラート・リヒター氏に師事。
ベルリン音楽大学にて、ピアノ・室内楽をミヒャエル・エンドレス、ガブリエレ・クプファーナーゲル、シュテファン・ピカーの各氏に、歌曲伴奏法をヴォルフラム・リーガー氏に師事。
アヴィラム・ライヒェルト、ケヴィン・ケナー、ゲオルク・ザヴァ、ヘンリ・ジークフリートソンの各氏のマスタークラスを受講。
現在、演奏活動の他、各地でのレクチャーコンサートや後進の指導にも力を入れている。
テレビ朝日”お願いランキング”「1秒1000円ベストバウト~ピアノハイスピード演奏~」に出演し、完全制覇を成し遂げた。
2016年9月に福島で開催したリサイタルでライブレコーディングをした2ndアルバム「あの日のために」を同年12月に発売。作曲・編曲家の梶谷修氏の曲を収録し、東日本大震災の復興支援を兼ねたCDになっている。5年経ったからこそ演奏出来る曲が収録されている。
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